2012/09/04

寸法自動調整解除[dimdisassociate]

デフォルト(標準)の状態では寸法記入をした時、自動調整がONになっているとおもわれます。
自動調整とは、寸法の起点となるオブジェクトが変形したときに、寸法が自動で追従してくれる機能です。
一見すごく便利そうな機能で、実際便利な使い方もたくさんありますが。

例えば移動コマンドや別データからコピーして図面を持ってきた時などに、寸法線だけがすごく遠くに吹っ飛んでしまったりした経験は無いでしょうか。

実は原因は寸法自動調整にあります。

まぁ大体の場合は少し修正すればすむのですが、変なズレはないに越したことはありませんね。
そこで寸法自動調整解除コマンドを使います。

DIMDISASSOCIATE  短縮コマンド DDA

コマンドを起動すると 非自動調整にする寸法を選択してくださいと出ますので、
当該寸法オブジェクトを選択(複数選択も可、他の線分なども同時に選択してしまっても影響はありませんので、□で囲ってしまうのがてっとり速いです)して、確定。

これで非自動調整寸法になりました。
以後はオブジェクトを移動、コピーなどしても寸法が不用意に動いたりすることはありません。

あまり使うことはありませんが、地味に困るときもあるので覚えておくと便利です。